総量規制は消費者金融のキャッシングを利用する上で、最も注意すべきポイントと言えます。

借り入れに対する厳しい規制

総量規制は施行がされてもう何年も経ったので、多くの方に周知されています。知られている内容は「年収の3分の1以上の借り入れが出来ない」「専業主婦の借り入れは出来ない」といったあたりで、正しく知られていると言えます。

ただ、いくつか間違った情報もネット上には存在し、総量規制の例外や適用外を都合の良いように解釈をしてしまっている方も多いので、一度ここで再確認をしておきましょう。

銀行は対象外で貸金業者は対象

総量規制は貸金業法に基づくものであるため、貸金業者である消費者金融に対して適用がされるものとなります。これは独立系でも銀行系でも消費者金融、つまり貸金業者であれば対象となります。

未だに「銀行系は総量規制の対象外」などとする情報も見受けられますが、そもそも「銀行系」が銀行そのものを指しているのか、銀行系消費者金融を指しているのか不明確です。前者であれば言うまでもなく総量規制の対象ですので、ご注意下さい。

専業主婦の例外適用はほぼ無し

年収の3分の1以上の借り入れが出来ない総量規制では、年収そのものが無い専業主婦の借り入れも出来ないことになります。しかし、一応は配偶者の安定収入と同意を得れば、例外として「配偶者貸付」で借りられると定めています。

とは言え、実際に貸すかどうかは各貸金業者次第となります。配偶者貸付を利用出来るようになっていれば専業主婦でも借りられるかもしれませんが、実際にはほとんどの消費者金融で専業主婦の利用は認めていません。

配偶者に安定した収入があったとしても、結局は各消費者金融が貸さないと言ってしまえばそれまでです。現状ではほとんどの消費者金融で本人に安定収入を必要としていますので、専業主婦の方は対応をする銀行を利用するしかありません。

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